[Y]映画「フューリー」を観てきました〜ゆずまろん映画論

fury

ブラッド・ピット主演の戦争映画「フューリー」を観ました。

小学生の頃タミヤの戦車プラモにハマっていた私にとって何とも魅力的な映画でした。

さて、本編ですが、こちらも大体の予想通りの展開です。

数々の戦場をくぐり抜けてきたベテラン達の中にろくな戦闘経験の無い新兵が配属され、その新兵の視点でノルマンディー上陸後の活躍を描くといった内容で新味はありませんが楽しめました。

容赦の無い戦場での緊迫感ある戦闘シーンはこれまでにも色んな映画で登場しましたが、ここまで本格的な戦車戦を描いた作品は無かった思います。

特主人公達の乗るシャーマン戦車ティガー戦車との一騎打ちは思わず「来たきた〜!」とニヤニヤがとまりませんでしたよ(*^_^*)

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不謹慎ですが(汗)
作り手も内心ワクワクしながら作っていると確信します(笑)

それと同時に「プライベートライアン」の影響の大きさも思い知りました。

この「プライベートライアン」以降の戦争映画は、ヒーローを描いても、カラッとした爽快感をウソっぽく見えてしまうようになってしまったような感じがしますね。

ましてや、最近の紛争地域での目を背けたくなるような凄惨で残酷な動画がすぐに観ることが出来る時代ですからね〜

リアルな戦争映画は戦争を美化してはいけないというスタンスにつかなければいけないという空気のようなものも出来上がってしまっていると思います。

あのランボーさえも4作目になると、がらっと作風が変わってかなりブラッディな作品になっていましたよね〜びっくりした記憶があります。

銃で撃たれて「うわっ」て倒れて死んだふり・・・で終わってたのは昔の話しですね。

この「フューリー」も、あっちこっちに身体は飛び散るは、頭は吹き飛ぶわ・・・凄惨なシーンが続きます、そんなシーンを見慣れてしまった感もありますね(汗)

この映画もまさに英雄譚なのですが、最後のシーンは決して爽快なものではありません。

主人公達の砦だった戦車から、次第にカメラは遠ざかっていきますが、戦車の周りに倒れている何十という死体が映し出され、その数はどんどん増えていく・・・

戦争の罪深さを見事に表現したシーンだと思います。

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